ベイノ・ウードリー(Beno Udrih 1982年7月5日-)はスロベニアの元バスケットボール選手。ニューオーリンズ・ペリカンズの選手育成部門担当コーチを務める。日本語表記では「ベーノ」、「ベィノ」、「ベノ」、「ウドリー」、「ウードリー」とも表記される。ユーゴスラビア連邦スロベニアツェリェ出身。身長191cm。体重93kg。
生い立ち
父親や兄もプロバスケットボール選手となっているバスケットボール一家に生まれた。
ヨーロッパ時代
1997年にスロベニアの2部リーグでプロデビュー、翌シーズンから3期1部リーグでプレイ、2000年にはリーグの新人王を獲得、この年にはスロベニア代表にも初めて選出された。そして国内強豪のKK Union Olimpijaに移籍、その後、イスラエルのマッカビ・テルアビブBCやロシアのAvtodor Saratov、イタリアのオリンピア・ミラノなど数チームでプレーした。
NBA
サンアントニオ・スパーズ (2004-2006)
2004年のNBAドラフトでサンアントニオ・スパーズから1順目28位指名を受けNBA入り。80試合に出場、平均5.9得点、1.9アシストの成績を残す。チームも2005年のNBAファイナルでデトロイト・ピストンズを下しNBAチャンピオンの一員となった。その後出場機会が減少するも、チームは2007年のNBAファイナルでクリーブランド・キャバリアーズを4連勝でスウィープして優勝した。
サクラメント・キングス (2007-2011)
2007年-08年シーズン開幕前にミネソタ・ティンバーウルブズに放出され、直後に解雇された。その後シーズン開幕直後にサクラメント・キングスと契約。エースのマイク・ビビーの欠場もあり、いきなり先発に抜擢され活躍。スターターに定着し、2008年のオフ次にはロサンゼルス・クリッパーズなどが興味を示したが、キングスと5年3330万ドルで契約を結んだ。2010年12月22日のゴールデンステート・ウォリアーズ戦ではキャリアハイの34得点、同年3月22日のクリッパーズ戦ではキャリアハイの17アシストをマークした。
ミルウォーキー・バックス (2011-2013)
2011年のNBAドラフト開催日の6月24日にボブキャッツ・ミルウォーキー・バックス・キングスの三角トレードでバックスへ移籍。
オーランド・マジック (2013)
2013年2月22日にオーランド・マジックとの大型トレードでマジックへ移籍。
ニューヨーク・ニックス (2013-2014)
2013年8月9日にニューヨーク・ニックスと1年127万ドルで契約を結んだ。2014年2月25日に解雇された。
メンフィス・グリズリーズ (2014-2015)
2014年2月28日にメンフィス・グリズリーズとシーズン終了まで契約を結び、シーズン終了後の7月16日に2年420万ドルで再契約をした。
マイアミ・ヒート (2015-2016)
2015年11月10日、マリオ・チャルマーズ、ジェームズ・エニスとの交換で、ジャーネル・ストークスと共にマイアミ・ヒートにトレードされた。2016年8月18日には1年140万ドルで再契約したが、10月23日に解雇された。
デトロイト・ピストンズ (2016-2017)
2016年10月24日にデトロイト・ピストンズと契約し シーズン開幕のトロント・ラプターズ戦に出場した。
現役引退へ
2017-18シーズンはBCジャルギリスでプレー。以降は選手契約は出来ず、ウェストチェスター・ニックスのコーチを経て2021年よりニューオーリンズ・ペリカンズの選手育成コーチを務めていたが、11月28日に正式に引退を表明。コーチ業に専念することを表明した。
NBA個人成績
レギュラーシーズン
プレーオフ
スロベニア代表
2006年に日本で行われたバスケットボール世界選手権に、スロベニア代表として出場している。
脚注
関連項目
- バスケットボール選手一覧
外部リンク
- ベイノ・ウードリックの通算成績と情報 NBA、NBA日本、Basketball-Reference、ESPN、Eurobasket、RealGM
- Hoopsworld Global Story (英語)




