霧の海(きりのうみ)は広島県三次市一帯で発生する自然現象で、雲海のことである。

概要

三次盆地では 晩秋から初春にかけて、西城川・馬洗川・可愛川の三つの川が流れ、三次市の中心部で合流して江の川となる。これらの川が運んできた冷気によって、川霧が発生する現象である。

霧は地表50メートルから100メートルの間を液体のように立ちこめ、すべてを覆い隠してしまう。高谷山・比熊山・岩屋寺など、標高100メートルを越える小高い丘に登ると、足下で渦巻く霧や、ところどころで丘や小山の頂が小島のように浮かび上がり、幻想的な光景が眺められる。

三次市の名物の一つである。

「霧の海」が現れる文学作品

  • 後鳥羽伝説殺人事件(内田康夫作)

脚注

関連項目

  • 雲海
  • 比叡尾山城
  • 比熊山城
  • 尾関山公園
  • ロンドン - 別名「霧の都」

霧の海 日刊わしら HIROSHIMA DAILY WASHIRA

広島県三次市 「霧の海」が広がる NHK Easier

霧の海 三次市 夏の終わり

2013年の三次の霧の海 YouTube

高谷山の霧の海