クラフト・ハインツ・カンパニー(The Kraft Heinz Company, KHC)は、アメリカ合衆国に本拠を置く多国籍の食品メーカーである。2015年のクラフトフーズとハインツの経営統合により誕生し、イリノイ州シカゴとペンシルベニア州ピッツバーグに本社を置く。2020年現在での年間売上高は260億ドルを超え、北米で第3位、世界で第5位の食品メーカーとなっている。
「クラフト」と「ハインツ」のほか、ボカ・バーガー、ゲバリア、グレイ・プーポン、オスカー・マイヤー、フィラデルフィア、プライマルキッチン、ワッティーズなど20以上のブランドを有し、単体で10億ドル以上の売上のあるブランドが8つある。全米の企業の2017年の総収入のランキングである2018年のフォーチュン500では、114位となっている。
歴史
クラフトチーズとハインツの統合は、ハインツの株式を保有していた投資会社バークシャー・ハサウェイと3Gキャピタルの主導により行われた。2015年初頭、両社の取締役会が合併に合意し、両社の株主と政府の規制当局の承認を得た。合併により誕生したクラフト・ハインツは、世界で5位、アメリカで3位の食品メーカーとなった。合併は2015年7月2日に完了した。
本社は、旧クラフト社の本社のあったイリノイ州シカゴのAonセンターと、旧ハインツ社の本社のあったペンシルベニア州ピッツバーグのPPGプレイスに置かれた。この他、アメリカ、カナダ、南米、ヨーロッパ、アジア、オーストラリアに拠点がある。
ハインツはピッツバーグのハインツ・フィールドの命名権を保有していたが、この合併により球場の名称は変更されなかった。
ブランド
2021年現在のクラフト・ハインツが保有するブランドを以下に示す。経営統合前の両社が保有していたブランドのほか、経営統合後に合併した会社のブランドが加わっている。
クラフトブランドのチーズ、およびフィラデルフィアブランドのクリームチーズの日本国内での商品展開は、モンデリーズ・インターナショナルによるライセンス供与のもと、森永乳業(製造は合弁会社・エムケーチーズ)が行っている。一部商品(チーズドレッシング、チーズパスタソース)についてはハインツ日本が製造販売している。
出典
参考文献
- Susanna, Kim (2015年3月25日). “How the New Kraft Heinz Co. Is About to Take Over Your Kitchen”. ABC News. 2015年3月26日閲覧。
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- The Kraft Heinz Companyのビジネスデータ:



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