ダニー・グローヴァー(Danny Glover, 1946年7月22日 - )は、アメリカ合衆国の俳優。カリフォルニア州サンフランシスコ出身。
身長192cm。名前の発音はダニー・グラヴァーの方が原音に近い。
経歴
サンフランシスコ州立大学などで演技を学び、昼間は市の仕事をしながら下積み生活を送る。やがてブロードウェイに進出してシアター・ワールド賞を受賞。その後も多くの舞台に立ちながら1979年に『アルカトラズからの脱出』で映画デビュー。1984年に『プレイス・イン・ザ・ハート』の農夫を演じて以降、『カラーパープル』『刑事ジョンブック/目撃者』『シルバラード』など映画でのキャリアを積み名傍役としての評価を上げると、1987年の『リーサル・ウェポン』で一躍ハリウッド・スターの仲間入りを果たし、『プレデター2』などでは主演も務めた。
1975年に結婚。一女がいる。
1994年、劇団「ロビー・シアター・カンパニー」を俳優ベン・ギロリと共同で、カリフォルニア州ロサンゼルスに設立した。多文化主義の演劇と後進の育成にも力を注いでいる。
2008年にはカナダでデモ中に不法侵入で逮捕されている。2010年には不公正な商取引方法に抗議するデモに参加中、不法侵入で逮捕された。
2022年3月、初のオスカー受賞となるジーン・ハーショルト友愛賞(第94回)が授与された。
出演作品
映画
テレビシリーズ
日本語吹き替え
主に担当しているのは、以下の人物である。
- 池田勝
- 『刑事ジョン・ブック 目撃者』(テレビ朝日版)以降、大半の作品で吹き替えを務めている。
- グローヴァーの代表作の一つである『リーサル・ウェポン』シリーズのロジャー・マータフ役は全作品で担当しており、マーティン・リッグス演ずる磯部勉(同じくリッグス役のメル・ギブソンの吹き替えを数多く担当)との掛け合いをマシンガントークで演じた。磯部は同シリーズの池田の演技について「完璧だと思っておりました。優しさと厳しさを兼ね備えた、魅力あふれるマータフでした」とその存在感の大きさを絶賛している。同シリーズのほか『プレデター2』(テレビ朝日版)や『ソウ』といったグローヴァーの他の代表作でも池田が吹き替えを務めていたことから、「グローヴァーならこの(池田の)声!」というファンも多い。
- 田中信夫
- 『リーサル・ウェポン』(TBS版)で初担当。主に初期の作品を担当した。
- 内海賢二
- 坂口芳貞
- 前述の池田や田中と分け合う形で複数回に渡って代表作を吹き替えた。
このほかにも、麦人、樋浦勉、側見民雄、秋元羊介なども複数回、声を当てている。
脚注
外部リンク
- ダニー・グローヴァー - allcinema
- ダニー・グローヴァー - KINENOTE
- Danny Glover - IMDb(英語)
- Danny Glover - インターネット・ブロードウェイ・データベース(英語)
- Danny Glover (DannyLGlover) - Facebook
- Danny Glover (@mrdannyglover) - X(旧Twitter)



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