コリブリ(Kolibri )は1930年にツァイス・イコンから発売された小型カメラである。
127フィルムを使用し4×3cm(ヴェスト半裁)判。元コンテッサ・ネッテルにいて後に退社しナーゲルを創業したアウグスト・ナーゲルを中心に開発された。名称はハチドリの意。
レンズは全て沈胴式でノバー5cmF4.5、テッサー5cmF4.5、ノバー5cmF3.5、テッサー5cmF3.5、テッサー5cmF2.8、ビオター4.5cmF2がある。
以前は「一時ライカより良いと言われ、エルンスト・ライツ(現ライカ)にコンパーシャッター付きのライカB型を作らせる原因になった」という説があったが、ライカ製造部門の責任者だった人物の発言で否定されている。
上部が重く不安定であるため、扱いは極めて厄介である。
脚注
参考文献
- 『クラシックカメラ専科』朝日ソノラマ
- 『クラシックカメラ専科No.2、名機105の使い方』朝日ソノラマ
- 『クラシックカメラ専科No.50、ライカブック'99ライカのメカニズム』朝日ソノラマ
- 北野邦雄『現代カメラ新書No.3、世界の珍品カメラ』朝日ソノラマ



