大師(だいし、たいし)、太師(たいし)
大師(たいし、だいし)
仏教
偉大なる師という意味で、仏などに対する尊称。また、高徳の僧への敬称として使われる。
- 中国・日本で朝廷から高徳の僧に賜る号。大師号。大師 (僧)を参照。
- 寺院の通称。
- 東京都足立区西新井の寺院、總持寺の通称・西新井大師。
- 神奈川県川崎市川崎区の寺院、平間寺の通称・川崎大師。
- 神奈川県藤沢市江の島の寺院、江の島大師。
- 神奈川県逗子市逗子の寺院、延命寺の通称・逗子大師。
地名
- 山梨県南アルプス市の地名。大師 (南アルプス市)
- 神奈川県橘樹郡にかつて存在した町(現在の川崎市川崎区の一部)。大師町
- 現在も川崎市川崎区大師支所が設置され、支所管轄区域を「大師地区」と称する。
- 首都高速神奈川1号横羽線大師出入口。
その他
- 神智学やニューエイジ思想に登場する超自然的人物「マスター」の訳語。
- 将棋の駒。大師 (将棋)を参照。
- 758年に官職名を唐風化する一環で太政大臣の名称が変更されて「太師」となり、「大師」とも表記される(→唐名)。
太師(たいし)
- 中国の官職名。三師の一つ。太傅、太保と共に天子の師とされる最高官であるが、通常は名誉職。但し、政治的実権を持った官職と兼任する場合は簒奪の前段階である場合が多い。
- 758年に官職名を唐風化する一環で太政大臣の名称が変更されて「太師」となった。
脚注
関連項目
- 太子



