日本橋小舟町(にほんばしこぶなちょう)は、東京都中央区の地名で、旧日本橋区に当たる日本橋地域内である。「丁目」の設定のない単独町名である。郵便番号は103-0024。
概要
日本橋川にほど近い立地から、物資輸送に大いに利用され、発展した町である。明治時代には界隈に団扇を扱う団扇問屋が多かったことから、旧暦6月10日~13日に開催された当地の天王祭(八雲神社大祭)では神輿に向かって多くの団扇がおひねり代わりに投げられ、団扇天王と呼ばれた。
神田神社境内に所在する「小舟町八雲神社」の祭礼を「小舟町天王祭」として4年に1度行っている(近時では2014年と2018年)。町域に隣接する堀留町公園に仮屋が建てられ、神輿が出される。
中央区が定める正式な英語ローマ字表記は Nihonbashi-kobunacho である。
歴史
旧日本橋小舟町の一部を旧日本橋堀留町に譲渡し、現在の形になった。小舟町の名前は、慶長8年の町割があったときには「下舟町」と言っていたものを、享保5年に改めたものという。
世帯数と人口
2019年(令和元年)9月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである。
小・中学校の学区
区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる。
観光
- 名所・史跡
- 東堀留川跡
脚注
関連項目
- 中央警察署 - 同町周辺の管轄に当たる。(所在地:日本橋兜町)
- 日本橋消防署 - 同町周辺の管轄に当たる。(所在地:日本橋兜町)
- 雷門 - 宝蔵門の大提灯は、小舟町の有志によるもの。
- 熊谷うちわ祭 - 団扇が乱れ飛ぶ小舟町天王祭に倣い、団扇を配布したことでその名がついた
外部リンク
- 中央区ホームページ
- 日本橋小舟町地区 町名の由来 - 中央区
- 日本橋小舟町 - 古今・お江戸日本橋 日本橋”町”物語
- 日本橋魚がし旧天王祭団扇投之図(春斎年昌、1889年)、日本銀行貨幣博物館
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